プレスリリース:ISI Web of Knowledge の Analyze 機能で、研究動向の調査や科学思想史の追跡が可能に
2006年2月
研究動向の評価が科学の進歩に欠かせないと考える研究者は数知れません。ISI Web of KnowledgeSM は2001年12月にスタートしましたが、それはリサーチの新たな時代の幕開けを告げるものでした。それ以後、ISI Web of KnowledgeSM は、最高級の刊行物やウェブコンテンツ、評価ツール、書誌管理ツールへとシームレスにナビゲートする環境を研究者に提供するための標準となりました。最近では Analyze 機能という強力な機能が加わったことで ISI Web of Knowledge は、特定テーマの論文数を分析して現在および過去の研究動向を簡単に調べることのできる情報リソースとなっています。
米ペンシルバニア州フィラデルフィアにあるドレクセル大学で、科学インフォーメーションサービスの司書であるペギー・ドミニーは、次のような感想を述べています。「ISI Web of Knowledge の利用者は Analyze 機能 によって研究の進展を追跡することができます。独創的な科学論文を探したり研究の進展を追跡したりすることは、以前であれば厄介な仕事でしたが、これも Analyze 機能によって簡単にできるようになり、リサーチを行う私たちの作業環境は改善されました。」
Analyze 機能には、2つの優れた機能があります。1つは、検索結果を整理することでリサーチを効率化し、指定された項目のサブセットを生成する機能。もう1つは、役に立つ情報を取得して大まかな調査をし、特定の研究分野の隠れた動向やパターンを簡単に見つけ、その結果を読みやすい図表で表示する機能です。
ドミニーは、特に Analyze 機能の性能と使い勝手の良さを高く評価し、次のように述べています。
「 Analyze 機能の操作性はとても気に入っています。私はドレクセルの学生たちに定期的なセミナーを行っているのですが、このセミナーでは Analyze 機能が重要な部分を占めています。学生たちも Analyze 機能を気に入っています。彼らが目にする検索結果は、単なる数字の羅列ではなくランキングなのですから。」
イノベーションの歴史
Analyze 機能は、イノベーションの長い歴史にあっては1つのマイルストンにすぎません。というのもトムソンサイエンティフィックは、1955年にトムソンサイエンティフィックの現名誉会長であるユージーン・ガーフィールド博士が 『Citation Indexes for Science: A New Dimension in Documentation through Association of Ideas』 を執筆して以来、ずっとリサーチの変革を続けてきたわけですから、イノベーションは同社にとって当然の結果なのです。
研究者によるリサーチ作業の効率を高めるツールについてガーフィールド博士が初めて構想し、その概要を論文に発表して以来、トムソンサイエンティフィックは、その革新的なソリューションを図書館やその利用者のデスクトップで実現することに専心してまいりました。そして現在、世界中の何千もの機関の研究者たちが、各自の研究の影響を評価し、科学の動向を調べ、ドミニーの場合と同様に現代科学思想のマイルストンを追跡・特定するために、トムソン製品を活用しているのです。
新しいタイプの分析
Analyze 機能は、ドミニーがもっと広い目的(そしてガーフィールド博士と同じ目的)に向かって進み、関連する科学の様々な分野のアイデアを結び付けるのにも役立ちます。
「文献分析は研究の進展を追跡する1つの方法です。長期の研究テーマについてこれまでに発表された新旧の刊行物を追跡すれば、科学の分野がどのように変化しているかが正確に分かります。」とドミニーは言います。
ドミニーとドレクセル大学の化学者アラン・L・スミスは、Analyze 機能を利用して、熱量測定と熱分析という2つの科学分野の類似性を追跡しました。この2つの分野は、ドミニーによると「過去15年間、重なり合って発展してきた」ものです。ドミニーとスミスは、30年分の主要な専門刊行物を分析し、各分野に関する記事が発表されている箇所を調べました。その結果、この2つの分野は最近になっていくつかの点で融合しつつあります。現在では、各分野の主要論文が同じ専門誌に発表されることもよくあります。
ドミニーとスミスは、自分たちの研究成果を 2005 Calorimetry Conference と 2005 North American Thermal Analysis Society Conference で発表し、絶大な賞賛を浴びました。
ドミニーは次のようにコメントしています。「出席者は上記のテーマに関するこのタイプの分析について知ろうとワクワクしていました。これはこの研究者グループがこれまで考えたこともない文献の一面でした。事実、このタイプの分析が可能であることに気付かない人が多かったのです。」
Analyze 機能は、Web of Science のほか、INSPEC®、PsycINFO®、BIOSIS Preview®、CAB Abstracts®、Food Science and Technology Abstracts®、ISI ProceedingsSM、Biological Abstracts®、Zoological RecordsTM、最近スタートした MEDLINE® の新しいバージョンにも組み込まれています。これらはすべて ISI Web of Knowledge の上で提供されています。
