トムソン・ロイター    

   日本の論文の引用動向
   1997-2007 日本の研究機関ランキング

このランキングは、Essential Science IndicatorsSM に収録されている過去11年の学術論文の引用動向データをもとに、国内研究機関の論文引用パフォーマンスを分析したものです。

   表1: 総合 General (3,759機関)

をクリックすると、2008年以降のWeb of Scienceのレコードと被引用数が表示されます。表示にはWeb of Scienceの購読が必要です。ご不明な点や購読を希望される方はご連絡ください。

順位

世界順位

機関名

被引用数

論文数

平均被引用数

1

12

東京大学* Web of Scienceのレコードと被引用数

917797

71625

12.81

2

28

京都大学  Web of Scienceのレコードと被引用数

638174

51808

12.32

3

33

大阪大学  Web of Scienceのレコードと被引用数

566083

44708

12.66

4

65

東北大学

401985

42034

9.56

5

92

(独)科学技術振興機構

320393

19363

16.55

6

104

名古屋大学

296621

28169

10.53

7

123

九州大学

267992

29106

9.21

8

139

(独)理化学研究所

240215

16658

14.42

9

142

北海道大学

239374

28014

8.54

10

162

東京工業大学

223871

24846

9.01

11

182

(独)産業技術総合研究所

204916

24148

8.49

12

223

筑波大学

171924

17976

9.56

13

279

広島大学

136637

16366

8.35

14

285

自然科学研究機構*

132780

9981

13.30

15

299

慶應義塾大学

127466

12610

10.11

16

300

千葉大学

126932

12293

10.33

17

343

神戸大学

108292

11247

9.63

18

345

岡山大学

108056

13297

8.13

19

373

東京医科歯科大学

99197

7667

12.94

20

378

熊本大学

96184

7924

12.14

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   表2: 材料科学 Materials Science(589機関)

順位

世界順位

機関名

被引用数

論文数

平均被引用数

1

3

東北大学

35403

5665

6.25

2

4

(独)産業技術総合研究所

27320

4197

6.51

3

7

大阪大学

22464

3722

6.04

4

13

(独)物質・材料研究機構*

21432

3559

6.02

5

14

東京大学

18951

3255

5.82

6

15

京都大学

18872

2849

6.62

7

18

東京工業大学

17061

2701

6.32

8

33

九州大学

12423

1691

7.35

9

40

(独)科学技術振興機構

11149

1239

9.00

10

56

名古屋大学

8799

1630

5.40

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   表3: 物理学 Physics (642機関)

順位

世界順位

機関名

被引用数

論文数

平均被引用数

1

2

東京大学

178642

15561

11.48

2

11

東北大学

116512

11011

10.58

3

22

大阪大学

87142

9711

8.97

4

26

京都大学

79358

8426

9.42

5

30

東京工業大学

70922

6575

10.79

6

48

高エネルギー加速器研究機構*

56369

3529

15.97

7

50

(独)産業技術総合研究所

54566

6190

8.82

8

52

(独)科学技術振興機構

53271

5273

10.10

9

64

名古屋大学

47567

4737

10.04

10

74

(独)理化学研究所

43770

4722

9.27

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   表4: 化学 Chemistry (858機関)

順位

世界順位

機関名

被引用数

論文数

平均被引用数

1

4

京都大学

115563

9324

12.39

2

5

東京大学

113061

8525

13.26

3

11

大阪大学

80184

7427

10.80

4

15

東北大学

71629

6480

11.05

5

19

東京工業大学

69601

7445

9.35

6

23

(独)産業技術総合研究所

65592

6580

9.97

7

30

(独)科学技術振興機構

54078

4194

12.89

8

33

九州大学

52601

4968

10.59

9

38

北海道大学

49359

4564

10.81

10

40

名古屋大学

49125

4050

12.13

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   表5: 生物学・生化学 Biology&Biochemistry (648機関)

順位

世界順位

機関名

被引用数

論文数

平均被引用数

1

3

東京大学

127899

6797

18.82

2

25

京都大学

84784

4923

17.22

3

27

大阪大学

75820

4445

17.06

4

44

(独)科学技術振興機構

51026

2389

21.36

5

68

(独)理化学研究所

43109

2340

18.42

6

86

名古屋大学

36202

2495

14.51

7

102

九州大学

33285

2485

13.39

8

115

東北大学

30173

2236

13.49

9

124

北海道大学

28398

2610

10.88

10

159

筑波大学

24750

1592

15.55

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各表の見方について

今回の分析結果のハイライト

  • ここ数年の傾向として、全体的に論文数、被引用数ともに漸増傾向であり、日本のトップ研究機関の学術発信はより活発化していることがわかります。
  • 全体的に、研究機関の顔ぶれに大きな変化は見られません。日本順位で上位を占める研究機関の多くは、昨年の国内順位を守りつつ、世界順位でも上昇の傾向がみられます。一方、国内順位を維持している研究機関であっても、世界順位が下降している機関も見られます。
  • 昨年に続いて、政府系研究機関の順位に上昇が見られます。これらの研究機関の多くは、近年に独立行政法人化されたものです。
  • 材料科学、物理学、化学のそれぞれで国内1位を維持した東北大学、東京大学、京都大学は、世界順位でも昨年と同じ位置にあります。生物学・生化学分野では、国内1位の東京大学は、世界順位では昨年の5位から第3位へと上昇しました。
  • 下に続く解説“「組織戦略」とランキング”、“世界第1位をどう見るか”もご参照ください。

世界のトップ1パーセント以内の論文被引用実績
Essential Science Indicators は世界の研究機関によって利用されている、研究パフォーマンスを論文引用動向データから計るための統計分析データベースです。各表において、括弧内の機関数は、同データベースに収載されている各分野の世界上位1パーセントの集合を表しています。例えば、表2の材料科学では、589機関が論文被引用数によって世界の上位1パーセントとして抽出・収録されました。

「組織戦略」とランキング
Essential Science Indicators の研究機関ランキングでは、論文の著者が記載した所属機関名にもとづいて引用データを処理することを原則としています。下部組織名称や旧組織名により表れたデータを取りまとめてランキングに反映することによって、研究機関はその研究成果をより高くアピールすることができます。こうした客観データを組織戦略に活用している研究機関は少なくありません。

世界第1位をどう見るか
その一例として、ドイツのマックス・プランク研究所や、中国の中国科学院があげられます。傘下の研究機関をそれぞれ、Max Planck Society、Chinese Academy of Sciencesという名称の元に集めた結果、これらの研究機関はEssential Science Indicators データベースが集計する多くの分野で世界のトップ1パーセントにランクインすることとなりました。今回の4分野のうち、昨年に続いて今年も、マックス・プランク研究所が化学、物理学の2分野で世界1位、また中国科学院が材料科学分野で世界1位となっています。しかしこれはそれぞれが傘下に擁する研究機関名をひとつに取りまとめた結果であり、2004年まで世界第1位であった東北大学(材料科学)、東京大学(物理学)などの研究パフォーマンスが下がったと見るべきではありません。

今回のランキング集計にあたって
今回の集計では、2007年12月末までに行われた大学・研究機関の統合等を反映し、また下部組織名称・旧組織名などによって複数がランクされた機関名については現在の親組織の名称に統一しました。このような組織名の集計が行われた研究機関は、表中では*マークにより示されています。
各表は各機関の発表した論文が引用された数(被引用数)の総数順となっていますが、これを発表論文数や、平均被引用数(一論文あたりの被引用数)によって並べ替えても興味深い結果が得られます。こうしたランキングは絶対的なものではありませんが、世界から注目される、顕著な研究業績をあげている研究機関がどこであるかのおおよその目安にすることができます。

Essential Science Indicators、その他の情報源について
なお、今回の調査の出典であるEssential Science Indicators は、論文引用の世界標準等が分析できる統計データベースで、収録データは2ヶ月ごとに更新されています。大学・研究機関等の組織単位での契約により、インターネットを通じて提供されるもので、個人でのご契約には対応しておりません。米国ペンシルバニア州フィラデルフィアにある本社では、Essential Science Indicatorsをソースデータとしてさまざまな引用分析を行い、ScienceWatch.comというウェブサイトで無料公開しています。詳しくは以下のURLからご覧ください。


また、日本の研究者による注目論文とインタビューについても弊社ウェブサイト内のKnowledgeLinkにてご紹介しておりますので、ご参照ください。

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トムソンコーポレーション株式会社
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