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FAQ:インパクトファクター

Impact Factor FAQ

  1. インパクトファクターとは何ですか?
  2. インパクトファクターはどんなことに役立つのですか?
  3. 毎年、インパクトファクターの一覧を配布しているのですか?
  4. インパクトファクターの計算方法は?
  5. インパクトファクターはどうして、3年分のデータで計算されるのでしょうか。
  6. インパクトファクター計算式の分母となるArticleとReviewは、誰が文献の種類を判断するのでしょうか。
  7. タイトルやISSNが変更された場合、インパクトファクターの計算はどうなるのでしょうか。また複数のジャーナルが一つに統合された際はどうなりますか。
  8. 効率よくインパクトファクターを得たり、数値をあげたりする方法はありますか?
  9. 自誌引用についてもカウントされますか。
  10. インパクトファクターで論文や研究者、大学などを評価できますか?
  11. 個人や大学・研究機関ごとの業績を示すためには、出版された論文の掲載誌のインパクトファクター値を単純加算すればよいのですか?
  12. インパクトファクターが高い雑誌に、論文を投稿すべきということですか?
  13. インパクトファクターの低い雑誌や、インパクトファクターのついていない雑誌は、論文を投稿する価値がないということですか?
  14. 自分の専門分野は全体的にインパクトファクターが低いのですが、それはなぜですか?その分野が他の分野と比べて評価が低いということですか?
  15. 分野ごとに引用動向が異なるのであれば、それを補正して異なる分野の雑誌のパフォーマンスを比べられるようにしたらよいのでは?

 

1. インパクトファクターとは何ですか?

A: インパクトファクターとは特定の1年間において、ある特定雑誌に掲載された論文が平均的にどれくらい頻繁に引用されているかを示す尺度です。一般に、その分野における雑誌の影響度を表します。

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2. インパクトファクターはどんなことに役立つのですか?

A: 雑誌の影響度を表すインパクトファクターは、同じ研究分野の雑誌どうしを相対的に比較する際に役立ちます。インパクトファクターほかJournal Citation Reports®(以下JCR)の提供する様々な指標は、いろいろな方に利用されています。

  • 図書館員:購読雑誌選定や蔵書構築、保存年数の決定など
  • 研究者:投稿誌の選定など
  • 出版社:雑誌の影響度調査、編集方針の見直しなど

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3. 毎年、インパクトファクターの一覧を配布しているのですか?

A: 無料配布はしておりません。インパクトファクターは、弊社JCRデータベースに収録されている指標のひとつで、このデータベースをご契約いただいている大学・研究機関等でご覧いただけます。各機関にご所属のユーザーは、契約の範囲内でご利用くださいますようお願いいたします。
データベースのご契約方法、または契約の詳細については、ご所属の機関またはトムソン・ロイター サイエンティフィック カスタマーサービス(ヘルプデスク)までお問い合わせください。

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4. インパクトファクターの計算方法は?

A: A=2003年、2004年に雑誌Pに掲載された論文が2005年中に引用された回数
B= 2003年、2004年に雑誌Pが掲載した論文の数
雑誌Pの2005年のインパクトファクター=A/B

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5. インパクトファクターはどうして、3年分のデータで計算されるのでしょうか。

A: ジャーナルあたりの平均被引用数を出版後の経過年数ごとに見ると、分野による違いはあるものの、出版されてから3年前後で被引用のピークを迎え、4年目以降は徐々に引用されなくなるという論文のライフサイクルが観察できます。このように論文が引用されるピークが何年後にやってくるかを最大公約数的に考慮して、3年分のデータでインパクトファクターを算出しています。もっとも、分野によっては引用のサイクルが長いものもあるため、5年、7年など、もっと長いタイムスパンを設定してインパクトファクターをご自分で再計算することができます。計算方法についてはJCR Webのヘルプ「How to Calculate a Five-Year Impact Factor」をご覧ください。

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6. インパクトファクター計算式の分母となるArticleとReviewは、誰が文献の種類を判断するのでしょうか。

A: 出版社から提供された情報をベースにします。それがない場合、書誌的特徴を見て、トムソン・ロイター サイエンティフィックが判断しています。

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7. タイトルやISSNが変更された場合、インパクトファクターの計算はどうなるのでしょうか。また複数のジャーナルが一つに統合された際はどうなりますか。

A: タイトルやISSNが変更された場合には、原則として、新しいジャーナルとして再評価します。

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8. 効率よくインパクトファクターを得たり、数値をあげたりする方法はありますか?

A: より優れた研究発表の場となるようジャーナルの質を高めていくことが最良の方法だと思われます。

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9. 自誌引用についてもカウントされますか。

A: カウントされます。自誌引用を除いた形でインパクトファクターを再計算することも可能です。

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10. インパクトファクターで論文や研究者、大学などを評価できますか?

A: インパクトファクターはある特定の一年における雑誌の影響度を示す尺度であり、個人の論文や研究業績を評価するための指標ではありません。

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11. 個人や大学・研究機関ごとの業績を示すためには、出版された論文の掲載誌のインパクトファクター値を単純加算すればよいのですか?

A: インパクトファクターを単純加算しても、個人や研究機関の業績を客観的に示すことはできません。むしろ、雑誌あたりの平均的な尺度であるインパクトファクターを用いた場合、優れた研究業績を過小評価してしまう恐れがあります。
個々の論文や研究者の評価には、それぞれが実際に得た被引用数や、期待被引用数との比較によるベンチマークなどをお勧めします。トムソン・ロイター サイエンティフィックでは、こうした研究評価用のデータベースとして、以下のような製品をご用意しています。

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12. インパクトファクターが高い雑誌に、論文を投稿すべきということですか?

A: インパクトファクターは雑誌を格付けし、絶対的な質を決定する指標ではありません。特定の一年における雑誌の影響度を示す尺度として用いられる、その雑誌の平均被引用数です。投稿の適否を判断するには、過去数年のインパクトファクターの推移、他のどのような雑誌に引用されているのか(Cited Journals)、過去にどのような論文が掲載されているのか、といった情報も含めて、同じ分野内のいくつかの雑誌を多面的に検討されるとよいでしょう。

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13. インパクトファクターの低い雑誌や、インパクトファクターのついていない雑誌は、論文を投稿する価値がないということですか?

A: トムソン・ロイター サイエンティフィックでは、厳格な基準にもとづいて収録対象誌を選定しています。インパクトファクターが付与された雑誌は、選定プロセスを経て収録後3年以上を経過した雑誌で、一定の品質保証がされています。インパクトファクター値が他の雑誌と比べて低いというだけで投稿する価値がないと判断するのは誤りです。まだインパクトファクターが付与されていない雑誌でも、これから投稿しようとしている論文にふさわしい雑誌があるかもしれません。 弊社未収録の雑誌を推薦される場合の手続きについては、こちらをご覧ください。

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14. 自分の専門分野は全体的にインパクトファクターが低いのですが、それはなぜですか?その分野が他の分野と比べて評価が低いということですか?

A: インパクトファクターはある特定の一年における雑誌の平均被引用数です。分野について評価しているものではありません。インパクトファクターを決定する要因としては、各分野の研究者人口、論文の引用動向、他の分野からの引用の有無など、さまざまなものが考えられます。

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15. 分野ごとに引用動向が異なるのであれば、それを補正して異なる分野の雑誌のインパクトファクターを比べられるようにしたらよいのでは?

A: 「補正」の条件は、 どのような観点で比較するかによって異なります 。Journal Citation Reportsでは、インパクトファクターだけではなく、さまざまな観点から雑誌を比較できるように、各種指標を取り揃えています。

例えば、Cited Journal Listは、ある雑誌が、どのような雑誌から引用されることが多いのかを雑誌別・年代別に見ることができます。同様に、Citing Journal Listでは、ある雑誌が、どのような雑誌を主に引用しているかがわかります。これらを参照して、分野の異なる雑誌AとBが自分の分野で定評のある有力誌をどの程度引用しているのか、どの程度引用されているのか、などがわかります。

複数の分野に重複して登録されている雑誌は、いずれの分野でインパクトファクターの順位が高いのか、またそれぞれの分野の Median Impact Factor(メディアン・インパクトファクター)やAggregate Impact Factor(統合インパクトファクター)などの指標と比較することにより、どの分野とより密接な関係にあるのかを調べることができます。